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元高級ベッドメーカー社員が睡眠について語っていきます

あなたのための掛布団選び

こんにちは。

元ベッドメーカー社員のEriです。

皆さんに快適な睡眠を手に入れてもらうために、睡眠に関する情報を発信していきます。

 

前回は、【あなたに合うマットレスの選び方】をお伝えしていきました。

快適な睡眠を手に入れるためには最も重要なことなので、

ぜひチェックしてくださいね。

 

今回はベッド選びの次に重要になる【掛布団の選び方】をお伝えしていきます。

 

 

◆あなたに合う理想の掛布団とは・・・

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まず、どのような掛布団が最も良いのかをお伝えしていきます。

軽い、体に密着している、一年を通して使用できる

ということになります。

 

それでは、どのように選んでいくか具体的にお伝えしていきます。

 

 

1,掛布団の種類は大きく分けると3種類

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店頭にたくさん並んでいる掛布団ですが、掛布団の中に入っている素材で大きく分けるとたったの3種類しかありません。

 

 

①綿

②羊毛

③羽毛

 

それではそれぞれ詳しく説明していきましょう。

 

①綿

綿はポリエステルが使われていることが多いです。ポリエステルは、弾力性、保温性、吸湿性に優れた素材です。値段はこの3種類の中で最も安く、シングルサイズでは5000円以下で購入できるものも多くあります。デメリットとしては、放湿性があまりないため適度に天日干しをする必要があることです。ポリエステルは、掛布団以外にも、枕や敷布団、洋服などに多く使用されており、最もお手入れが簡単でなじみの深い素材です。

おすすめの方:小さいお子様がいて汚す可能性があるご家庭、単身赴任などで短期間だけ使用する場合

 

②羊毛

羊毛は、もともとは羊の体を守るための毛ですから、保温性、吸湿性、放湿性に優れています。綿と比べると温かく冬場は活躍してくれますが、温度調節は得意ではないため、夏場には暑く、一年を通して使用することは難しいです。また重量があるため重たく感じる方もいらっしゃいます。お手入れは陰干しが基本です。

おすすめの方:冬場に使用する掛布団を安価でお探しの方

 

③羽毛

羽毛はこの3種類の中で、前述した理想の掛布団に最も近い機能をもった素材です。

軽く、保温性、吸湿性、放湿性に優れており、蒸れにくい優秀な素材です。お手入れ方法も天日干しをするだけで良く難しくありません。価格はこの3種類の中で最も高額になります。

おすすめの方:長期間使用する目的の方、一年中掛布団を使用したい方

 

 

この中で前述した理想の掛布団に近いのは、羽毛布団です。

おすすめしない方としては、安さを一番の目的とされている方、使用する期間が短い方です。

 

次では、理想の掛布団に最も近い羽毛布団について、詳しくご紹介していきます。

 

 

2,羽毛布団は3種類ある

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羽毛といっても、何の鳥の羽なのかによって3種類に分けられます。

 

①ダック

②グース

マザーグース

 

詳しくお伝えしていきます。

 

①ダックはアヒルの羽毛

この中で最も安価な羽毛がこのダックです。

値段としてはメリットが大きいですが、アヒルは雑食なので鳥のにおいがすることがあります。

 

②グースはガチョウの羽毛

せっかく羽毛布団を購入するのでしたら、羽毛の王道であるグースがおすすめです。

ガチョウは草食なのでダックに比べるとにおいにくい、羽がふんわりしているためボリュームが出やすいというメリットがあります。デメリットとしては、ダックよりも高額になる場合が多いです。

 

マザーグースはガチョウの母鳥

マザーグースこの中で最もランクの高いものになります。

母鳥は自分の羽毛でたまごを温めるなどして育てるため、保温性や吸湿発散性に優れてます。また、羽の一つ一つが大きくふんわりしているため、よりボリュームが出やすく、軽いです。デメリットとしては高額なものが多いということです。

 

 

3,どの部分の羽かでランクが変わる

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羽毛は鳥の種類の他に、羽のランクが2種類あり「フェザー」と「ダウン」と呼ばれています。

 

①フェザー

フェザーは、羽に芯がついているものです。フェザーはダウンよりも安価ですが、芯があるため触るとゴツゴツしており、ダウンよりも保温性や弾力に欠けます。

 

②ダウン

ダウンは、フェザーよりもランクの高い羽毛です。ダウンは、芯がなくふんわりした羽の玉です。この羽毛の玉は、湿気を吸収すると膨らみ、湿度の少ない環境だとしぼむ特性があります。そのため、吸湿、発散性に優れており、一年を通してより快適に湿度を保ってくれます。この羽毛の玉は大きくなればなるほど力を発揮します。羽毛の玉の大きさを「ダウンパワー」と呼び、ダウンパワーが高いものの方がより質の高いものになるということです。

 

 

つまり最も理想に近い高品質の羽毛は、

マザーグースのダウンを使用しており、ダウンパワーが高いもの

ということとなります。

 

4,よい羽毛布団を見極めるには「ラベル」を確認する

ここまで、羽毛布団を中心にお伝えしてきました。これらを見極めるには、羽毛布団のタグを確認するとわかることですが、もっと簡単に確認する方法があります。

それは、「ラベル」を確認することです。

ラベルは羽毛のダウンパワーを示すもので、プレミアムゴールドラベルが最もランクが高く、次いでロイヤルゴールドラベルエクセルゴールドラベルニューゴールドラベル、となります。

 

それぞれが色分けされているので、大変わかりやすく高品質の羽毛を見分けることができます。

 

★おすすめメーカー

 

布団の老舗メーカー昭和西川は羽毛布団の種類が豊富で、価格も¥5,000以下~¥1,000,000以上のものまで大変幅広く商品展開をしています。

羽毛のランクを表す「ラベル」がついている商品も多数ありますので、一目で見て良い商品かどうか見極められます。

 

公式HPはこちらです。

 

 

 

いかがでしたか?

あなたに合う掛布団は見つかったでしょうか?

 

それでは、良いマットレスと良い掛布団で快適におやすみなさい。。。